大学進学はお金がかかる!!~子供のために知っておきたいお金のこと②(全2回)~
どうも
前回は、大学にどのくらいお金がかかるか、見ていきました。
今回は、お金関連の制度についてみていきましょう
目次
・貸与型奨学金
・給付型奨学金
・低所得者向けの給付、免除、減免
・まとめ
貸与型奨学金
学生の多くは、お金が足りなかったら、この奨学金を使って学費にあてると思います。
有名なのでご存じのかたも多いとおもいます。
2つのタイプがあり、成績や収入によって借りられる奨学金が異なります。
第一種奨学金⇒無利子
第二種奨学金⇒利子付き
借りれるんなら借りちゃえばいい!なんて思うかもしれませんが、社会人になって毎月の給与から奨学金が抜かれるのはなかなかの痛手です。
とはいえ、借りてもらわないと無理なら借りてください。
できれば第一種奨学金が良いことは自明です。無利子ですから。
では、第一種奨学金が借りられる基準を見ていきましょう!!!
まずは学力です。
大学、短大の場合、高校2~3年の成績が5段階評価で平均3.5以上
専修(専門)の場合、高校2~3年の成績が5段階評価で平均3.2以上
次に収入です。
大学、短大の場合、親の収入が750万~800万円程度まで
専修(専門)の場合、680万~780万円程度まで
共働き世帯が増えているので、ちょっと厳しい基準なような気もします。
ただし、成績と収入の基準は低所得者には当てはまりません。
奨学金を借りる場合は、ダメもとでも第一種から申請するのをおすすめします。
僕は、この指標をしらなかったので、高校教諭の言う通り始めから第二種で申請してしまいました。なのでとりあえず第一種を申請して、ダメなら第二種と申請というようにしたほうが絶対に良いです!!
また、大学入学後も申請は可能です。
給付型奨学金
その名のとおり、給付型の奨学金です。返済する必要はありません。
給付型は貸与型よりももらえる額は少ないですが、いただけるのであればいただきたいものですよね。
今では、民間の団体が給付型奨学金を受け付けているところもあります。
金額は団体によって様々で検索する必要があります。基準も様々です。
例えばコカ・コーラは、選考があります。給付額は1ヵ月1万5000円。
少ないように思えるかもしれませんが、奨学金は1つの団体からしかもらってはいけないというルールはないので、複数の団体から採用されれば給付だけで学費を賄える可能性はあります。
とはいえ、採用者も少ないので労力の割りに採用されないなんてこともあります。
低所得者向けの給付、免除、減免
低所得世帯の学生には、年収目安によって給付額や、授業料の免除や減免が認められる場合があります。
年収が380万円よりもすくない世帯には、入学金・授業料の免除・減免が行われ、日本学生支援機構からは、給付型奨学金として大学の区分などを基準に最大で年額91万円の給付型が行われます。
例えば年収270万円(住民税非課税世帯)の世帯で、地方から上京して私立大学に行くことになった場合、以下の通りとなります。
・入学金は26万円免除
・授業料は70万円免除
・給付型奨学金 年額91万円給付
大学に行くのが当たり前に、なってきて我が子には、行ってほしいでもお金が・・・
っていう親のための制度だと思います。
検討してみてはどうでしょうか
まとめ
・貸与型奨学金は基準によって無利子か利息付が変わり、返済義務がある。
・給付型奨学金は団体ごとに異なる基準で給付しており、返済義務はない。
・低所得者向けに給付や減免・免除が存在する。
大学独自に行っている免除や減免もありますので、今回書いたもの以外にも存在しています。
また国外だと入学金・授業料の免除だけでなくお小遣いもくれるという大学も存在するようです。
では。