平凡サラリーマンの日常

雑記ブログです。ちょくちょく更新していきます

【祝5周年】地方で車なし生活!5年が経ちました。

「車がないと生活できないよ!」

これは、私が5年前、神奈川県川崎市から奈良県へ引っ越すことを決めた時に、友人知人から口を揃えて言われた言葉です。何を隠そう、私自身も「まあ、そうだろうな」と半ば諦めのような気持ちでいました。しかし、あれから5年。驚くことに、私は今も車なしで奈良での生活を謳歌しています。

今回は、そんな私の車なし生活5年間の軌跡と、地方移住を考えているけれど車の有無で悩んでいる方への目からウロコのアドバイスをお届けしたいと思います。

川崎時代:車なんて「あったらいいな」くらいだった

川崎に住んでいた頃の私は、車を持つという発想すらありませんでした。

JR川崎駅から徒歩8分という駅近物件に住んでいたので、電車に乗れば都心まであっという間。渋谷も新宿も、なんなら横浜も自由自在に行き来できました。駅前にはデパートや商業施設がひしめき合い、スーパーも薬局も選び放題。当時、私の生活圏は半径2km以内にすべてが凝縮されており、「車があったら便利かな?」と考えることもありましたが、それは「あったらいいな」程度の願望に過ぎませんでした。

もちろん、アウトレットや遠方のテーマパークに行く際には、レンタカーを借りたり、友人の車に乗せてもらったりすることもありました。でも、それは年に数回のこと。駐車場代や維持費を考えれば、むしろ車がない方が経済的だとさえ思っていましたね。

今思えば、あの頃は「車がなくても困らない」というより、「車がないのが当たり前」という感覚だったのかもしれません。

 

奈良へ移住!「車は必須」の常識を覆したワケ

そして5年前、縁あって奈良へ引っ越すことになりました。

周囲の予想通り、最初は不安でいっぱいでした。「本当に車なしでやっていけるのか?」

しかし、実際に住んでみて驚きました。確かに川崎のような超都会ではありませんが、私の住んでいる場所は、車がなくても全く問題なかったのです!

もちろん、大荷物で大量買いした際は、腕がちぎれそうになることもありますが、それも筋トレだと思えばどうってことありません。(強がりではありません、多分。)

その最大の理由は、立地を選ぶ際に考慮したことです。

条件はコチラ

  • 最寄りの駅まで徒歩15分
  • スーパーが15分圏内にある(できれば24時間)
  • 薬局も15分圏内にある(できれば24時間)
  • バス停が5分圏内にある

この条件を満たす家を探すのは私の場合そこまで苦労しませんでした。

家賃はその分少し割高でしたが、川崎に住んでいたことに比べると6万円くらい安くなりました。

地方移住=車必須、は幻想だった!?住む場所選びがカギ

「地方移住するなら車は必須!」

これは、よく言われる常識ですよね。でも、私の経験から言わせてもらえば、それは幻想に過ぎません!

もちろん、地方には公共交通機関がほとんどない地域や、お店が近くにない地域もたくさんあります。そういった場所で車なし生活を送るのは、かなりの覚悟と工夫が必要でしょう。

しかし、私のケースのように、事前に住む場所をしっかりリサーチすれば、地方でも車なし生活は十分に可能なのです。

  • 駅からの距離:電車を利用する機会が多いなら、駅近はやはり便利です。
  • スーパーや商店街の有無:日々の食料品や日用品の買い物がどこでできるかは重要です。
  • 病院や薬局の立地:いざという時に困らないためにも確認しておきましょう。
  • バス停からの距離:地方の場合は割とバスも便利です。本数は少ないですが、ないよりは幾分ましです。

これらのポイントを抑えて物件を探せば、「車なしでも快適に暮らせる地方」は意外とたくさん見つかるはずです。

「でも、遊びに行く時はどうするの?」

ごもっともな質問ですね。確かに、奈良には車がないと行けない観光地や、ちょっと遠いおしゃれなカフェなどもたくさんあります。そんな時は、迷わずタクシーやバス、あるいはレンタカーを活用しています。

「え、タクシー代もバカにならないでしょ?」

たしかに、毎回タクシーを使っていればそれなりのお金はかかります。でも、考えてみてください。車の購入費用、車検代、ガソリン代、駐車場代、任意保険料…これらを合計したら、年に数回のタクシー代なんて可愛いものです。

カーシェアリング」という手もありますし、最近では配車アプリも充実しているので、いざという時の選択肢は意外と豊富なんです。

唯一の「困りごと」と、未来の私

車なし生活5年。ほぼ満足している私ですが、唯一にして最大の「困りごと」があります。

それは、子供が「車ほしいね!」と言ってくることです。

「そうだね、いつか買おうね」と曖昧に答える私。いつの日か、子供のためにも車が必要になる日が来るのかもしれません。でも、その日まで、私はこの「車なし最適解ライフ」を謳歌し続けたいと思っています。

まとめ:車なし生活は、あなた次第で「アリ」になる!

私の車なし生活5年間の経験は、「地方=車必須」という固定観念を打ち破るものでした。

もちろん、ライフスタイルや家族構成によって車の必要性は異なります。でも、もしあなたが「車がないと地方移住は無理かな…」と諦めかけているなら、一度立ち止まって、本当にそうなのか考えてみてほしいのです。

住む場所を賢く選べば、車なしでも想像以上に快適で、経済的な生活が手に入ります。そして、もしかしたら私のように、「車がないからこそ見えてくる景色」があるかもしれません。